時景の中へ.

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集い方

プライベートの行動の速度と滞在の仕方が地域で異なっている。広場やフェスで誰とでも話す集い方と、少人数でつらつらとという集い方。
 
広場に集う文化は、ヨーロッパ特有なのではないかと思います。広場に座って喋る、広場のまわりのオープンカフェで長い時間を過ごす、日本でそうした空間や場面は案外少ないのではないか。アメリカにも広場文化はなくて、代わりの集って話す場は、ボールパークやアートフェアーのような長時間続く催し・場が提供される場所&時なのではないかと思います。
徒歩圏で結ばれたヨーロッパの都市であれば、ゆったりと歩いて集まってきて、広場で過ごすことができる。アメリカは広大な土地の中に都市が広がっていて、集う場と時間の提供あるので人が集まってくる。
 
たいして、日本はなにか。縁側や公園で、少人数で集い、喋る文化のような気もします。広い大きな場所があるわけではなく、ちょこちょこと留まり、集まり、話す。最近は屋内広場のような公共空間も増えつつあって、そこでも小さい机を囲んだそれぞれのグループの場が形成されているように思います。
アジアの暑い地域だと、屋台(で外食)文化があって、そこににぎわいが生じている。一方で日本は寒い地域もあるから、屋台の賑やかさは、なかなか定常的な集いとはなりづらい。
 

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サマーフェスティバル@アナーバー(アメリカ)

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街の広場@サンセバスチャン(スペイン)

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グランドプラザ@富山市(日本)