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ハイブリッドシンポジウム

 ハイブリッド運用での2dayシンポジウムを開催しました。首都圏の登壇者は来場可能とし、会場の収容人数は1/4として、運用しました。1/4は行政のルールと比べるとかなり抑え目ですが、第三波と重なって、警戒感が高まる状況の中だったので、運営側も小規模だったですし、やりやすい規模だったのかなと思います。
オンライン側はzoomミーティングを使いました。ウェビナーだと参加者の声・顔が見づらいそうで、通常zoomにしてよかったなと思います。
 zoomでは、メインセッションで受付(名前の変更、オンラインスピーカーの音声・画面チェック)を行い、ブレイクアウトルーム1で本公演を行う形としました。セッション間が詰まっているので、音声・画面共有のチェックの場を設けるためのブレイクアウトルームの活用でした。もう一つは、セッション前後で司会者・登壇者が話をするための場を作るためにブレイクアウトルームを設けました。通常のシンポでは、終わった後に雑談、意見交換が行われて、まさにこれがシンポや学会の第二の楽しみなのですが、オンラインのみだと発表が終わったら、ぷっつりと切れてしまって、味気ない。ということで、今回は本公演とは別に雑談部屋を作りました。ここで、終わった後に小一時間話しているセッションが多く、想定以上に良かったようです。このあたりは、これまでの現地のみのシンポと異なり、じゃぁ、次のセッション始まるから手短にとはならずに、思う存分、話が出来たようです。オンラインならではの、外部空間とは閉ざされた時間の流れ方と言えるでしょう。
 Zoomでの画面共有とプロジェクターでの画面共有をPC一台でやるのが難しかったり、現地の人が前を向いて話せるようにモニタを置いておくと便利だったり、受付スタッフ用部屋と本講演会場が離れていると行ったり来たり大変だったり、zoomにあるマルチスポットライト機能やライブ翻訳が便利と思いきやとブレイクアウトルームでは使えなかったりと、やってみると色々とTipsが溜まりました。誰が参加しているのか、一見でわからないのはやはり不便ですね。
 ポストコロナになったら、ハイブリッドシンポジウムは続いてるんでしょうか。

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