2008-10-02 手巻き時景 ありふれた時間のように、静かに過ぎていく風景。ほっておいても動き続ける。 でも、よくよく見てみれば、ほうっておかれた風景は、いつの間にか、心の届かぬ所へ。遠くに行きすぎて、人の力に呑み込まれ、止まってしまった風景の、時間は巻き戻せはしない。逆戻りがないのなら、ちょっとずつ心をかけて、一緒に進んでいくんだろう。 時計の針が止まらないように、毎日少しの手をかけて、巻いていく、手巻き時計のように。