時景の中へ.

中へ先へ進む.

Paris

光都市としての、パリ。
セーヌ川というシンボルかつ中心があって、そこからの風景は確かにすごい。
川があって、その横に遊歩道や並木、広場があって、そこに広い空間ができる。そこに光が差し込んで、過ごせる空間となる。だからこそ、人が集まってきて、のんびりとゆったりとできる空間ができる。ゆったりとした横に、17世紀、16世紀の建築が見えるのだから、最高でしょう。
東京でも首都高を外そうという声は聞くけれど、外した後に堀から見える景色のことをどう考えるのか。



セーヌ川からシャンゼリゼ通り、凱旋門と繋がって、凱旋門から散っていく。筋の通った骨格と、綿々と過去から繋がるシンボル、間をつなぐ建物も石造りの充分に見応えのあるもので、中身の部分は動かしようがない。外側と中の流れをいかに考えるのかというのがグランパリ計画だとすれば、充分に納得がいく。

中の流れの方は、川輸に、サイクルシェア、輪タクとチャレンジは続けられていて、スローライドをいかに有効に働かせるかがポイントになる。メトロは高頻度で駅も細かくて、つまり、アクセスイグレス待ち時間といった無駄を極力なくしている。グランパリでここを伸ばしたいという気持ちはよく分かる。わりと車は少なくて、歩道も広く、路上駐車もそんなに多くない歩ける街だし。



(観光都市としてはそれをいかに視認してもらえるかは課題かもだけど)街に調和したスローライドを伸ばしていってほしい。