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牧野富太郎の道を歩くin大月町

 ひさびさの参加者を広く募っての風景づくりのイベントを11月29、30日に高知でやってきました。

 この前合宿に行った、大月町・三原村でやったのですが、また前とはちょっと違った植物が色々とあって、(今回は実が多かったかもしれません)歩いていて楽しかったです。でも、、、、カメラは置いていったので、今回は文字のみで(汗
http://d.hatena.ne.jp/shikoku-gakko/20081129/で、写真はみてくださいな。


 大月でのイベントは、簡単にいうと  20名くらいで植物・風景あるき、昼ごはん、講演会、歩いてみてWS、牧野ビデオ、自然薯ごはん+セグウェイ、まとめ  という感じです。

 20人くらいの大勢で歩くのは不安だなぁと思いながらのスタートだったんですが、いきなりテンションの高いおばさんが草を抜いて、草笛を鳴らし、牧野植物園の稲垣先生もどうやってやるの?って聞いて、習いはじめていい雰囲気でした。むべとあけびの違いを宿毛からきたおじいさんからきいたり、ここは昔はうちの田んぼだったのって話が出たり、若いひとに(木に登って)むべを取ってきてもらわないとと言われたり、とにかく会話が多くて、とっても楽しかったです。
 風景あるきの山場はなんといっても、シダ20種類を探せ!!でしたでしょうか。15mほどのあいだに、シダが20種も生息しているということで、稲垣先生がすごい力を入れて、一つ一つ見つけていました。僕が今度見分けられそうなのは、ヘラシダのみ。見た目がわかりやすい。他の植物に詳しい参加者の人も全く分からないという感じで、シダは花もなく、難しいようでした。

 そのあとは、旧芳ノ澤小学校に辿り着き、昼食会。地元に婦人会はないということでしたが、今回のために集まって作ってくれたということでした。なんか僕らが食べている姿をうれし恥ずかしそうに見ている姿が印象的でした。前にも行った大きなせんだんの木のある小学校です。そのあともずっと小学校にいたのですが、うーん、枝が大きくはっていて、存在感があって、見守られている感じがして、ちょっと寒かったけど、いい雰囲気でした。古い校舎と大きなせんだんの木、紅葉もあって、かなりよかったんじゃないかなって。

 稲垣先生の話や牧野さんの録音からは植物って面白いんだな、難しいんだなって感じました。里山は一度手が入ったら、それを維持するためにはやっぱり手を入れていかないとならないという話があって。でも、その前に歩いた道では、畦の草を刈るにも種子が落ちてからでないとダメだよって話を聞いていたし。やっぱ、丁寧に毎日毎日つきあっていくもの、それで見につくものだよなって。

 写真がなくて、字ばっかだと読みにくいですが、、、イベントは盛り上がるところは盛り上がり、まじめなところは真面目にやり、メリハリがあって、とってもよかったです。

 明日は、三原編。