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牧野富太郎の道を歩くin三原村

昨日に引き続き、週末のイベントの様子を。
全体の写真は、http://d.hatena.ne.jp/shikoku-gakko/20081130/で。

三原村で、僕が担当したのは、、、植物アート「さざんかの木をつくろう」企画。事前に研究室で、こんなんかな、あんなんかなとかちょっと試行錯誤していたのですが、実際行ってみると・・・こんな自然の中で、木をつくるアートってどうなんだろう、、と若干暗い気分に。まあでも、与えられた役はそれで、やるしかないので、枝を集めに山へ。
考えていた工程としては、①落ちている枝を集める②それをしばって幹っぽくする③それをベニヤ板にたてかける④ベニヤに葉っぱの形をスプレーで描く⑤木っぽくなって完成。  というものでした。


さざんかの木の近くに行って、相方のhanzawaさんとワイルド(?)に木を集めた後に、作業場へ。用意していた麻紐で、太めの木からぐるぐると巻いていき、あんまり立体的にならないようにしながら、まきまき。とりあえず、木は見事なのができました。すごいそれっぽかった。

で、うーーんでも、思ったよりも立体的で葉っぱを吹きつけ方がなぁ、影とかに吹きつけられたら面白いけど。。。いや、木は面白いし、そのままやっちゃえばって話もあったけど、、、ジブリくんがもどってくる
みたいなので、しばし待ち。   で、影の形に色を塗ろうということになりまして、、、こんな感じ。

こうなってしまえば、葉をどんどんスプレーで吹きつけて、、、、

いかがでしょう。最初の落ち込み、途中の悩みがありましたが、まあまあかと。わかんないけど。



この企画は、当日では一番静かな企画で、他にもいろいろあったのですが、僕的にはやっぱ山茶花油絞りですかね。潰して・蒸して・絞って、また蒸して・絞っての繰り返しです。10月に実をひとつひとつ集めるところからやっていたのですが、最後の最後まで大変です。絞り器にかけるとき、木の杭(みたいなの)を槌で打ち込んでいくのですが、矢野さんの槌を打ち込むその音は村中に響き渡っているんじゃないかと思うほど、甲高く大きくなっていて、なんとも心地いい音でした。