時景の中へ.

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Zeeland

水との戦いの歴史がある。それは悲劇も呼んだけれど、成功も呼んだ。それでも、まだまだ小さく、時には大きく続く。
大きな枠組みで、徐々に作り上げる、それしか、大きな災害を防ぐ方法はないのだろう。それでも小さくは溢れてしまう。ビルバオもそうであるが、それを織り込んで街を作り、また逃げることを考える。その次の補償はどのくらいまで考えているのだろうか。。
もちろん、逃げるための準備の時間が違ったりするわけで、日本とは違うのだけど、、ひとつひとつ丁寧に向き合わなければならない。

遺構。として活用しやすいものがあったわけであるが、インタビューをみるとそんなにすぐ作られたわけでもないだろうが、いかに引き継いでいくのかは一番大事なはずで、それは地元にという面もあるが、末永く多くの人にという面もあるはず。それを国としてすぐに進められなかったことに残念に思うし、もちろん復興も大事だが、多くの人の記憶に残すための工夫も大事だと思う。そして、未来のための計画や工夫も示していくべきだろう。
場所が定まらないのであれば、仮設でさえよかったのではないか。もちろん、場所のもつ力、目の前のものの持つ力は偉大であり、それは代えがたいわけだか。
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(あふれた水を防ぐために堤防のパーツを水で浮かしながら運び,堤防を構築)

(現在は地面のうねりと組み合わさった建物のように見える)

(中は空洞のために洪水に関する歴史を伝える博物館として活用)