時景の中へ.

中へ先へ進む.

Basel

トラム。古くからあるのだろうが、それだけではなく、象徴的に駅前に作り込む。そこからあらゆる方向に数多く伸ばし、優先し、市民の足にする。目に見えることで歩行者も乗りやすく、歩きも促進し、少量しか運べないければ数を増やす。

ドイツとフランスと接し、スイスとは山で隔てられた街であるからこそ、宿泊客のための交通無料券。これで足を少し伸ばすことができるはず。象徴的なものはないけれど、ちょっとずつ歩いてもらって、たくさんのミュージアムがあって、いることで刺激を受ける街にする、そんな感じ。

渡し舟の静けさ。威。

北の街は歩く休む。南の街は立ちどまる。そんな違いはあるのかもしれない。
中と外が形づくる、ハレとケ。中が少し大きくなるのが南の街かもしれない。
トラムの中の学校帰りの子供たちの多国籍さもすごく、この環境で育てば、それが普段になり、受容的になるのだろう。そんな環境はすごいなと思った。