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小さな学校@灯りの宿 後編

昼ごはんを食べた後は、学生・男組は再び炭焼き小屋へ。

今度は、まきを炭にするために窯の中に入れる。
炭出しの時は二人しか窯の中に入らなかったのですが、今回は全員が交代で窯へ。

窯の中に入るとそれほど広く感じないものの、まきで空間を埋めるとなると、かなり大変で、2時間くらいかかったのではないでしょうか。
この一連の作業を毎年・少人数でやっていると思うと頭が下がります。
僕よりも40は上のおじいちゃんですし。

木をなんとか敷き詰めたところでいよいよ待望の火入れ。
煉瓦と土で窯口を手際よく埋めていく姿はとてもかっこよく、
(先生がチャレンジするも全然できない姿はとてもかっこわるく)
煙突から煙が出てきた時は、ちょっとした達成感でした。


しかし、真剣にまきを入れるあまり、土のせいでカメラが故障するというアクシデント発生。
火入れや煙が窯から出ている写真はありません。すいません。


炭窯での仕事も終わり、灯りの宿に戻るとつづいて小麦粉挽き。
小麦を石臼でひき、さらにそれをふるいにかける。
流れ作業で協力してやったものの、やはりこれも力仕事で大変。
それでも小麦粉は全部で3キロぐらいはできたんじゃないでしょうか。


小麦挽きが終わるといよいよ夕飯の時間。
昼同様のおいしい野菜・山菜系の料理に加えて、カレーも。
さきほどつくった小麦粉は、カレー用のナンに。
ナンとは言えないという声も一部からは聞こえたけど、
子どもたちは生地をナンの形にするのをとても楽しそうにやってました。
カレーをはじめ、外で食べる料理はどれもとてもおいしかった。


19時前にだいたい食事も終わると、
みんな思い思いにギターをひいたり、お酒を飲んだり、語ったり、星空を見たり、火をくべたり。
のんびりとした時間を過ごしました。


僕も普段はそれほど積極的に話す方ではないけれど、
みなさん積極的で自分のやっていることを誇らしげに話す姿はかっこいいな・幸せそうだなと思いました。
年齢の離れている人と話す機会は普段はなかなかないけれど、
長く一緒にいる気の合う仲間との関係も楽しいけれど、
こういったところでいろんな人と、今まで知らなかった人と、のんびりと話すってのもいいものかなと思ったりしました。
てこさんの言うところの接点と引き寄せ磁石ですね。


このような感じで、無事小さな学校を終えることができました。