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COVID-19対応の今後の展開は?(米蘭比べ)

 最近のCOVID-19の状況は,ミシガンまわりで整理しましたが,第二波警戒か経済再開かという話題に移ってきています.

 ホワイトハウスは再開にむけたガイドラインGuidelines for Opening Up America Again日本語要約 by 在デトロイト領事館)を4/16付で発表しております.2週間おきの三段構えでやるそうです.

  • 直近2週間で陽性割合が減少し,病院が通常対応できている状態であれば,第一段目に入り,10人未満の集まりは許容し,大型施設もsocial distanceが保たれれば営業許可.
  • 第一段階で何事もなく2週間過ぎれば,第二段階へ.50人未満の集まり可,不要不急の移動も可,学校も再開,ただし,可能な限りのテレワークを推奨.
  • 第二段階を何事もなく2週間過ぎれば,第三段階へ.ソーシャルディスタンスを意識する以外は,活動は基本的には通常通り.

この条件が厳しいのか,厳しくないのか,よくわかりませんが,,陽性割合の減少や何事もないの判断はなかなか難しそうですね.病院や検査が通常通り動いている状態がベースにあるというのは,明確ですし,いいように思います.(既にジョージア州などは拙速的(?)な感じで再開したようですが,果たしてどうなるか..)

 オランダの場合は,4/21の政府からの発表は,オランダ大使館情報によると

  • 小学校は5/11から再開.ただし,教室に入れるのは通常の半数とする(隔日教育やオンラインで対応).
  • 中学・高校は6月2日の再開を目指す.
  • 12歳以下は屋外で通常通りの屋外スポーツ活動が可,13歳~18歳はソーシャルディスタンスを保った中での屋外スポーツ活動が可,職業スポーツ選手も1.5mの間隔に留意して活動再開を許可.
  • プロサッカーの試合を含むイベント開催は8月末まで禁止.
  • レストラン,カフェ,理容室などの閉鎖措置は5/19まで延長.
  • 70歳以上の高齢者の自宅への訪問は,定期的な1・2名の訪問は許可.

となっております.ルールは割と明確な印象ですが,子供関連の緩和以外は5/19までは継続となり,慎重な姿勢です(※子供同士の感染は少ないというのが,この判断のポイントのそうです)。小学校の再開は,在宅ワークの機会や教育機会の確保といった意図もあるのでしょうか.